土木施工管理技士とは?

dewikinanthi / Pixabay

道路や橋など、私達の生活に欠かせないインフラを支えているのが土木工事です。各種土木工事には非常に多くの業者・人々が携わっていますが、施工計画の立案や管理、現場主任などの立場を担うのが土木施工管理技士です。

土木施工管理技士は、土木工事に関する国家資格の一つで、施工時に主任技術者、または監理技術者を担うために必要な資格になっています。土木工事のプロフェッショナルと言っても良く、1級と2級の2つに区分されています。

土木工事そのものに携わるだけなら土木施工管理技士の資格は不要です。しかし、土木工事の施工計画作成、工事中の安全管理や施工管理、技術管理などに携わるのであれば必須であり、その技術の高さを評価・証明するものが土木施工管理技士の資格です。もし建築業界・土木業界で長く働くのであれば、資格の取得も検討の余地があるでしょう。

特に土木工事はインフラの根幹を担っているだけではなく、災害復旧時にも重要です。その中でも災害の復旧工事においては、各現場ごとに土木施工管理技士を最低1人置くことが欠かせなくなっており、災害時の重要性は極めて高いのが特徴になっています。日本は地震を始めとする自然災害が度々起こっており、道路などのインフラが被害を受けることもあります。そのような時には迅速な復旧作業・工事が行われますが、復旧のための施工計画を作成し、現場で作業員の安全管理などを担うのが土木施工管理技士です。こうした事情から土木施工管理技士の資格は注目を集めており、建築業界においては需要も高まっています。

土木施工管理技士の資格は1級と2級がありますが、それぞれ担える工事の範囲・役割が異なっています。1級は道路や橋、鉄道、上下水道など幅広い土木工事の施工計画に携わることができ、それぞれで主任技術者・監理技術者の立場を担います。

一方の2級は土木・鋼構造物塗装・薬液注入の3つに分かれており、主任技術者の立場として鉄道や道路、橋などの土木工事に携わり、施工計画の作成や安全管理・技術管理などを行います。1級と基本的な立場・役割はほぼ同じですが、特定の分野の土木工事にのみ携われる点が大きな違いです。級に関わらず、受験には一定の実務経験が必要になります。

1級・2級いずれの有資格者も、都道府県や市町村などの自治体から災害復旧担当官へ任命される場合があります。通常の土木工事はもちろんのこと、災害復旧においても重要な役割を担う資格と言って良いでしょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする