一・二級建築士の違いとは

JerzyGorecki / Pixabay

建築士の資格は「一級建築士」と「二級建築士」に大きく分けることができます。どちらの資格も建築物を設計するための重要な資格ですが、それぞれどのようなメリットや違いがあるのでしょうか。

■一級建築士の特徴

一級建築士は、二級建築士の資格では設計できないような大規模な建築物を設計することができます。

国土交通省から免許が交付されれば、住宅のような小規模な建築物に限らず、体育館や学校、病院、老人ホームなど公共建築物の設計をすることも可能です。二級建築士で設計可能な住宅は当然含まれているので、多種多様な建築設計に携わることができるでしょう。一級建築士は4年生大学卒業でさらに実務経験を2年以上要することが義務づけられています。すでに二級建築士を取得している方は、3年以上の実務経験が必要です。

短大や高専を卒業した学生は、4年間の実務経験が必要になります。

■二級建築士の特徴

二級建築士は、各都道府県知事の認可を受けた上で建築物の設計ができるようになる資格です。一級建築士に比べると建物の設計規模は小規模になりますが、資格取得までの実務経験年数や難易度は一級建築士よりも負担がかかりません。建築系の大学や専門学校に在学中の人は、二級建築士の資格を取得することを目指しているところが多いようです。学生からしてみれば、一級建築士を目指すステップアップになるため力試しとして取得する人もいるでしょう。

また、二級建築士取得後に4年以上の実務経験年数があれば、一級建築士の受験資格がもらえるというのも大きなメリットです。

■一級建築士と二級建築士の違い

2つの資格で異なるのは、扱うことのできる建築物の規模ということがお分かりいただけたと思います。
具体的に説明すると、二級建築士には高さ13m以下、幹高9m以下、木造2・3階建ての場合は、延べ面積1000平方メートル以下、木造以外は階数関係なく延べ面積300平方メートルという規定があります。
一般住宅に関しては十分可能と言えますが、学校や病院、映画館、集会場、百貨店などの公共建築物の場合は延べ面積500平方メートル未満の建築物しか設計することができません。

一方、一級建築士は二級建築士のような細かい規定はなく、すべての施設、建物の設計・工事を行うことができます。

一級建築士と二級建築士にはこのような違いが見られますが、取得した資格によって仕事内容や試験内容、合格率、学校、学科なども変わってくるということが分かります。
自分が扱いたい設計によってどちらの資格を取得した方が有利なのかも違ってきます。

両資格の内容をよく理解した上で、受験や資格取得に挑みましょう。

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