鹿島建設が行う耐震診断とは?

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耐震診断とは、建築物の構造や強度を調査し地震が起きた時に想定される耐震性がどれくらい受けるのかを判断するための調査です。
鹿島建設では地震によって受ける被害内容や現象を具体化し、耐震診断を行うことを推奨していて耐震補強にも力を入れています。
ここでは、鹿島建設の耐震診断について詳しくご紹介していきましょう。

■耐震診断に必要な4つの能力

建物が受ける被害の可能性の大小を調べることを耐震診断と言います。
建物に対する耐震性能は、以下の4つの項目で成り立っています。

1.建物の強さ(地震エネルギーに耐えられる能力)
2.建物の粘り(柳のように地震による衝撃を受け流せる能力)
3.建物の形状(建物の形状(平面や断面)・バランスによって決まる)
4.建物の経年状況(現地調査で建物の老朽化を判定する)

■耐震診断の方法や特徴について

鹿島建設の耐震診断は、複数の方法を導入しています。

・耐震改修促進法
梁や柱、壁の強さや粘りから建物の耐震性を見極める詳細な検討法です。
非構造部材や建築設備の診断も規定されています。

・(財)日本建築防火協会
日本建築防火協会では5つに診断基準が分かれています。

1.第二次診断法
建物重量や柱、壁の断面積で推定する簡略的な検討法です。
2.第二次診断法
柱や壁、コンクリートの強度、鉄筋量などによって建物の強度や粘りを推定する方法です。
3.第3次診断法
梁や柱、壁の強度や粘りから推定する方法です。
4.既存鉄筋造建築物に対する耐震診断・耐震改修指針
各部材の材料や幅厚比、仕口耐力、などから保有水平耐力や靭性指標を出す方法です・
5.木造住宅に対する耐震精密診断
耐力壁の種類や配置、長さなどによって推定する検討法です。

・(財)建築保全センター
全官庁施設の防火拠点に重要度係数を設定し、非構造部材や建設設備の診断をします。

・文部科学省
公共学校施設の重要度係数の設定や、新耐震性能診断基準を規定します。

・建築基準法
現行基準に基づいて新耐震設計法を準用する方法を検討します。

この他に、動的解析法といって過去の地震波や想定地震波を用いて、建物の耐震性をチェックする方法などもあります。
一般的な耐震診断より、さらに詳しい検討方法です。

■耐震診断の流れ

1.建物の耐震性能を現地で調査し、設計図書に基づき診察する
2.耐震性能に不具合が見られる場合は、処方箋を提示する
3.構造躯体以外に、非構造部材や建築設備の耐震診断も行うことができる
4.耐震専門家によって総合的な診断を迅速に行う

鹿島建設で行っている耐震診断内容をご紹介しました。
この他、建物現地調査項目も多数設定されており、必要な調査を選択しながら耐震診断を行っていきます。
地震がもたらすリスクを理解した上で、建物の劣化状況や強度を把握するための耐震診断を万が一の時に備えて取り入れていきましょう。

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