橋守ネットワークを構築する株式会社ビーエムシー

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株式会社ビーエムシーは、1987年に設立された千葉県の建設関連業者です。橋梁診断をメイン事業として、地方自治体や鉄道会社などの老朽化した橋梁を診断しています。それによって疲労度や寿命をはかり、最終的に延命するためのノウハウを提供してくれます。

診断はまず、豊富な経験と実績のある専門家が目視で行います。

損傷があるのかないのか、それに対して措置は必要なのか、そしてどのような対策方針を取ればよいのかを示してくれます。一方、定量的診断では、橋梁の引張荷重などの耐荷力診断、損傷や亀裂などの疲労診断、そして損傷の原因とその対策方針が数値によるデータで示されます。

そして、株式会社ビーエムシー最大の特徴となるのが、橋の特性や弱点をあきらかにした上で、今後どのように橋梁を管理していけばより長く使うことができるのか、といった処方箋を作成診断してくれるところです。これを、「橋守カルテ」といいます。

そのシナリオにしたがって、地元OBなどが実際に橋守として維持管理を行います。処方箋は電子カルテとして発行され、設計図にあたる管理図でより内容を把握しやすくなります。また、橋の性能や弱点から劣化のスピードを予測。より長く利用するための戦略的データベースとして活用することができます。

このような処方箋を参考にすることで橋の寿命が延びれば、最終的に維持管理にかかるコストを大幅に減らすことが出来るでしょう。また、地元OBの登用などは、地域の活性化につながることも期待できるでしょう。

株式会社ビーエムシーでは、橋梁点検をのべ5万件以上、性能診断を8千件以上、耐荷力診断を3千橋以上、損傷対策を5千橋以上に行ってきました。

また、橋守カルテはすべて合わせて1万橋以上。日本各地の鉄道会社や地方自治体で、とても数多く用いられています。こうした実績は、国内でも最大です。

また、全国的に構造物の老朽化が目立ってきている現在では、その需要はますます高まっていくといえるでしょう。このような橋梁診断のほかに、株式会社ビーエムシーでは、測定や診断のプロが使うために開発してきた各種支援システムの販売・レンタルも行っています。

「鋼橋診断・実橋測定システム(橋守システム)」では、自動化やソフトによって、誰でも簡単にプロと同じように測定が行えます。「光学式動的xy方向変位計」は、パソコンをLANケーブルで接続するだけで変位を計測できるようになります。

疲労や破壊、地震や洪水、経年劣化や腐食などの異変を3つのセンサーで監視する「モニタリングセンサー」は、高耐久性と低コスト化を実現。そして、「目視検査支援システム」を導入すれば、インターネットから直接専門家の意見を参考にすることができます。

これらのシステムも多くの鉄道会社や自治体などに用いられ、橋守システムはすでにJR各社が導入しています。このように、橋梁診断による技術コンテンツ、プロの知恵による処方箋、そしてそれらを支援システムで結ぶことで、橋守ネットワークを構築することができる。

このことは、株式会社ビーエムシーの最大の強みといってもよいでしょう。

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